学舎(まなびや)としての服部小学校を見つめ、そこに思い出を刻んだ多くの方々の思いを束ねて、それが翼を広げて青空をすがすがしく飛べたなら、どんなに素敵なことだろうと想像を膨らませて作曲した曲です。
111年の歴史に終止符打つわけですが、それを墓標のように刻んで埋めてしまうのではなく、飛翔の土台のようにとらえて未来に向かえたらいいなと思います。
歌詞の中では、本当は「蛇円おろし」なのですが、それを詩的に「雨木おろし」と言い換えて表しました。
この後もいろいろと服部にちなんだ歌を作曲していますが、服部はそれ自体が何か詩的な雰囲気を抱いている地域だなと、いつも思います。ホタルを大切に育んできた人々の自然と真摯に向かい合ってきた心が、なにかそういうものと繋がっているのかな、とふと思ったりもしています。
私にとっては、懐かしい思いがたくさん詰まった心のふるさとです。
(^_^)
♪「風に翼を広げて」
服部の学舎(まなびや)は緑に包まれて
百余年の息吹き抱いて立っている
古(いにしえ)から続いてる蛍の里よ
気高く聳えてふるさとを静かに見つめている
蛇円の山から吹き渡る雨木おろしの風よ
目を閉じて口ずさむふるさとの歌は
風に翼を広げて大空を飛んでゆくよ
ふるさとを胸に抱き大空を飛んでゆくよ
作詞・作曲 historyninjin